火傷した女の子のこと
ポッカキットっていうサイトを時々見ている。
戦争やテロの犠牲者の画像やエロ画像なんかが公開されているサイトだ(そんなのを楽しみながら見ているなんて悪趣味と思われるかもしれないけれど)。
今日もそのサイトを見ていたら、火傷した女の子の動画が掲載されていた。
かなり酷い火傷で、顔も手も溶けたようになっている。辛うじて目が機能しているくらいで、口も聞けないし指もなくなっているような状態だ。
その女の子の動画を見て、俺は小学生のある日のことを思い出した。
その日、母親と俺と妹の三人でスーパーに行ったら重度の火傷を負った女の子がいたんだ。
それは今日見た動画ほどじゃないけど、かなり重い火傷を負ったのがわかった。
俺はその子を見て特に思うことはなかった。だけど、一緒にいた妹が俺に「お化けみたい……」って耳打ちしたんだ。
こっそり言ったから相手の女の子に聞こえていたかどうかはわからない。
当時たしか俺が小5くらいだったと思うから妹は小3だ。あのさぁ、小3になれば言っていいかどうかの区別つくよね?
こっそり言ったから、もちろん相手に聞こえたらいけないことだって認識はあったんだろうけどさ。でもスグ近くにいるんだから聞こえるかもしれないじゃん。
母親は後で妹に注意してたけど、それは何だか軽い注意だった。同じようなことを俺が言ったらもっとキツく叱られたと思う。なぜかこういう時両親は妹には甘かった。
だから妹は絶対に反省も後悔もしていない。
そしてそんなんだから妹自身はもうこの出来事を覚えていないんだろう。
当時はそんなに憤りって感じなかったけど、今思い返すと胸糞悪いわ。
相手に聞こえてたら一生心の傷になることだよね。
あれから20年以上が経った。妹も既に30を過ぎている。
そんな歳になっても、どうも口にしてはいけないようなことを平気で言っているように感じられるんだ。詳しくは機会があれば別の記事にしようと思うけどさ。
言っていいことと悪いことの区別が付いてない(もしくは認識が軽い)人って一定数いるよね。中学時代の元友達にもいて、たまに向こうから連絡が来るけど距離を置いている。
こういう人って何かの病気なんだろうか?